SlackとChatworkを徹底比較【2026年版】中小企業・フリーランスにおすすめは?

コミュニケーションツール

ビジネスチャットツールを導入するにあたって、SlackとChatworkのどちらを選ぶかは多くの企業・フリーランスが直面する悩みです。どちらも国内外で広く使われており、それぞれに強みと弱みがあります。

本記事では、料金・UI・機能・セキュリティなど複数の観点から両ツールを徹底比較し、あなたの規模・用途に合ったほうを選べるように解説します。


SlackとChatworkの基本情報比較表

項目 Slack Chatwork
開発元 Salesforce(米国) Chatwork株式会社(日本)
設立 2013年 2011年
主なユーザー層 IT系・スタートアップ・外資系 中小企業・フリーランス・日本企業
無料プラン あり(90日間のメッセージ履歴) あり(最大5チームの制限あり)
有料プラン(最安) Pro: 925円/人/月(年払い) ビジネス: 700円/人/月(年払い)
連携アプリ数 2,600以上 約20(主要ツールのみ)
タスク管理機能 外部ツール連携が中心 内蔵タスク機能あり
ビデオ通話 Huddles(内蔵) あり(内蔵)
日本語サポート 日本語対応(ドキュメント・UIともに) 完全日本語(日本製)
スマホアプリ iOS・Android対応 iOS・Android対応

UI・使いやすさの比較

Slackのインターフェース

Slackはチャンネルベースのコミュニケーションを中心に設計されています。

  • チャンネル: 話題・プロジェクト・部署ごとに会話を分けて管理
  • スレッド: 特定のメッセージに返信する形でサブ会話を展開
  • メンション: @username で特定の人に通知
  • 絵文字リアクション: スタンプで素早く反応
  • ショートカット: キーボードショートカットが豊富で操作が速い

使いやすさ: 慣れると非常に快適ですが、初見ではチャンネル設計・スレッドの使い方にやや学習コストがかかります。特にSlackを初めて使う社内メンバーへの教育が必要なケースも。

Chatworkのインターフェース

Chatworkは直感的なシンプル設計で、ITに不慣れなユーザーでも使いやすいのが特徴です。

  • グループチャット: プロジェクト・チームごとにチャットルームを作成
  • ダイレクトメッセージ: 個人間のやり取りはDMで管理
  • タスク機能: メッセージからそのままタスクを作成・管理できる
  • 既読確認: メッセージの既読・未読が確認できる
  • TO機能: @TOで特定メンバーへの通知(日本的なビジネス文化に合った仕様)

使いやすさ: UIがシンプルで学習コストが低く、非IT系の方でも即日使い始めやすいのが強みです。


料金比較

無料プランの比較

項目 Slack(無料) Chatwork(無料)
メッセージ履歴 直近90日間のみ閲覧可 過去40日間・最大5チームメンバー
ワークスペース 1つ 1つ
外部連携 10件まで なし
ビデオ通話 1対1のみ あり(制限なし)
ファイルストレージ 5GB 5GB

有料プランの比較

プラン Slack Pro Chatwork ビジネス
月額(年払い) 925円/人 700円/人
メッセージ履歴 無制限 無制限
ゲスト招待 可能 可能
外部連携 無制限 Google Drive・Box等
管理者機能 基本的なもの 基本的なもの
プラン Slack Business+ Chatwork エンタープライズ
月額(年払い) 1,600円/人 1,200円/人
SSO・SAML あり あり
監査ログ あり あり
高度な管理機能 充実 充実

コスト面: Chatworkのほうが約20〜30%安価。人数が多い企業ほど差が大きくなります。


機能差の比較

スレッド機能

  • Slack: スレッド機能が強力で、会話を綺麗に整理できる。チャンネルのノイズを減らせる
  • Chatwork: スレッド機能はなし。返信はチャット内に時系列で流れる

検索機能

  • Slack: 強力な全文検索機能。ファイル・チャンネル・ユーザー・日付でフィルタリング可能
  • Chatwork: 基本的な検索機能あり。Slackほどの精度ではない

外部ツール連携

  • Slack: 2,600以上のアプリと連携可能。GitHub・Jira・Salesforce・Zapier等とシームレスに統合
  • Chatwork: Google Drive・Dropbox・Backlog等の主要ツールに限定(約20種類)

タスク管理

  • Slack: 単体のタスク機能はなし。Asana・Todoist・Notionなど外部ツールとの連携で補完
  • Chatwork: タスク機能が内蔵されており、メッセージからワンクリックでタスク化。シンプルなタスク管理はこれだけで完結

ビデオ・音声通話

  • Slack: Huddles(音声会議)機能が内蔵。最大50名まで参加可能。画面共有あり
  • Chatwork: ビデオ通話機能内蔵(14日間の録画機能あり)

セキュリティ比較

項目 Slack Chatwork
データ保管先 米国(AWS) 日本国内
暗号化 TLS・AES-256 TLS・AES-256
ISMS認証 あり あり(ISO27001)
プライバシーマーク なし あり(日本)
二要素認証 あり あり
管理者によるメッセージ管理 有料プランで可 有料プランで可

セキュリティ面: Chatworkは日本国内にデータが保存される点とプライバシーマーク取得が、日本の企業にとって安心材料になります。個人情報を扱う医療・士業・金融業などはChatworkを選ぶケースが多いです。


規模・用途別おすすめガイド

Slackをおすすめするケース

こんな方・チームに向いています:

  • IT系・Web系・スタートアップ企業
  • 外資系企業・グローバルチーム(英語ドキュメントも豊富)
  • GitHubやJiraなど開発ツールとの連携を重視する
  • Zapier・Make等の自動化ツールと組み合わせて使いたい
  • チャンネルを細かく分けて情報を整理したい
  • 20〜100名規模のエンジニアチームや横断組織

Chatworkをおすすめするケース

こんな方・チームに向いています:

  • IT・テクノロジーに不慣れな中小企業・個人事業主
  • 建設業・製造業・士業・クリニックなどの非IT業種
  • コストを抑えたい(料金がSlackより安い)
  • 日本語サポートを重視する
  • 外部パートナー・フリーランスとの協力が多い
  • シンプルなタスク管理をチャット内で完結させたい
  • データの国内保管・プライバシーマークを要件とする

使い分けの判断フロー

外部ツール連携が多い?
├── YES → Slack
└── NO → 次へ
IT・テック系の職場?
├── YES → Slack
└── NO → 次へ
予算をできるだけ抑えたい?
├── YES → Chatwork
└── NO → どちらでも可
プライバシーマーク・国内データ保管が要件?
├── YES → Chatwork
└── NO → 両方検討

まとめ

SlackとChatworkはどちらも優れたビジネスチャットツールですが、ターゲットユーザーが異なります

  • Slack: IT系・スタートアップ・外部ツール連携重視のチームに最適
  • Chatwork: 非IT系・中小企業・コスパ重視・国内データ保管が必要な企業に最適

どちらを選ぶかは「現在のメンバーのITリテラシー」「使いたいツールとの連携要件」「予算」で判断するのが合理的です。無料プランでメンバー全員に実際に使ってもらい、操作感を確認してから有料プランへの移行を決めるのをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました