「Notionって便利そうだけど、何から始めればいい?」「使い方がよくわからなくて結局使わなくなった」という方は多いでしょう。
Notionはメモ・タスク管理・データベース・Wikiなど多機能なツールですが、最初は機能が多すぎて迷いがちです。この記事では、初心者でも迷わず使えるよう、基本操作から実践的な活用例まで順を追って解説します。
Notionとは?
Notionは、アメリカのNotion Labs社が開発したオールインワンのワークスペースツールです。
- メモ・ノート: Evernote・OneNoteの代替として
- タスク管理: Todoistやチェックリストとして
- データベース: Excelやスプレッドシートの代替として
- Wiki・社内ドキュメント: Confluenceの代替として
これらをひとつのツールで管理できるのがNotionの最大の強みです。
無料プランでも十分使える
Notionは個人利用であれば、ほぼすべての機能を無料で使えます。チームでの利用も小規模(2名まで)は無料プランで対応可能です。
| プラン | 料金 | 主な制限 |
|---|---|---|
| フリー | 無料 | ブロック数制限なし(現在は実質無制限) |
| プラス | $10/月 | チームメンバー追加可能 |
| ビジネス | $15/月 | 高度な権限設定・分析機能 |
Notionの基本概念を理解する
Notionを使いこなすには、まず「ページ」と「ブロック」という2つの概念を理解しましょう。
ページ(Page)
Notionのすべてのコンテンツは「ページ」に格納されます。ページの中にページを入れ子にすることもできます(サブページ)。フォルダとファイルの関係に似ています。
ブロック(Block)
ページの中身はすべて「ブロック」で構成されています。テキスト・見出し・画像・チェックボックス・コードブロックなど、すべてがブロックの組み合わせです。
ブロックはドラッグ&ドロップで自由に並べ替えられます。
始め方:アカウント作成〜最初のページ作成
1. アカウント登録
Notionの公式サイトからGoogleアカウントまたはメールアドレスで無料登録します。ログイン後すぐに使い始められます。
2. 最初のページを作成する
左サイドバーの「+ New page」をクリックして新しいページを作成します。タイトルを入力し、本文エリアにカーソルを移動するとブロックの追加ができます。
3. ブロックを追加する
本文エリアで「/」(スラッシュ)を入力するとコマンドメニューが表示されます。ここから追加したいブロックの種類を選べます。
よく使うブロックの種類:
| コマンド | ブロックの種類 |
|---|---|
| /h1 | 大見出し |
| /h2 | 中見出し |
| /todo | チェックボックス |
| /table | シンプルテーブル |
| /callout | 吹き出しブロック |
| /code | コードブロック |
| /image | 画像の挿入 |
データベースの使い方
Notionの真の実力を発揮するのが「データベース」機能です。タスク管理・プロジェクト管理・情報整理など、幅広い用途に使えます。
データベースの作成方法
「/database」とコマンドを入力すると、データベースを作成できます。いくつかのビューが用意されています。
5種類のビュー
| ビュー | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| テーブル | Excelに近いグリッド表示 | データ一覧管理 |
| ボード | カンバン方式 | タスク・プロジェクト管理 |
| カレンダー | 日付ベースの表示 | スケジュール管理 |
| リスト | シンプルな一覧 | メモ・記録 |
| ギャラリー | カード型表示 | 画像・ビジュアル系 |
同じデータベースを複数のビューで表示できるのが便利な点で、タスクは「ボード」で管理しつつ「カレンダー」でも確認する、といった使い方が可能です。
プロパティの活用
データベースの各行に「プロパティ(属性)」を追加できます。
よく使うプロパティ:
- セレクト: ステータス(未着手・進行中・完了)
- 日付: 期限・作成日
- 担当者: メンバーのアサイン
- チェックボックス: 完了フラグ
- 数式: 自動計算
Notionの実践的な使い方・活用例
① タスク管理(個人用)
シンプルなタスク管理なら、データベースにボードビューを使うのがおすすめです。
ステータスを「未着手・進行中・完了」に設定し、タスクカードをドラッグ&ドロップで移動するだけの直感的な管理ができます。
② 日記・ライフログ
カレンダービューのデータベースに毎日の記録を書き込んでいく使い方です。日付プロパティを設定しておけば、月ごとの振り返りも簡単にできます。
③ 読んだ本・見た映画のリスト
「タイトル・評価・感想・ジャンル」などのプロパティを設定したデータベースに、読んだ本や見た映画を記録するのに最適です。ギャラリービューで表示するとビジュアル的にわかりやすくなります。
④ 仕事のプロジェクト管理
プロジェクトのタスク・進捗・担当者をデータベースで一元管理できます。各タスクのページ内に詳細メモや関連資料を保存しておくと、チームでの情報共有もスムーズです。
⑤ 社内Wiki・ナレッジベース
会社のルール・FAQ・議事録などをNotionにまとめておくと、社内情報の検索性が格段に上がります。ページのURLを共有するだけで外部に公開することもできます。
Notionのテンプレートを活用する
一から作るのが面倒な場合は、Notionのテンプレートギャラリーを活用しましょう。タスク管理・会議メモ・習慣管理・読書記録など、豊富なテンプレートが用意されています。
サイドバーの「Templates」からアクセスでき、気に入ったテンプレートをワンクリックで自分のワークスペースに追加できます。
NotionのAI機能(Notion AI)
有料オプションで「Notion AI」が利用できます。ページ内でAIに文章の要約・翻訳・ブレインストーミングのサポートを依頼できます。
ChatGPTをNotionと組み合わせて使いたい方は、Notion AIが便利な選択肢です。
NotionとSlackの連携
NotionはSlack・Google Drive・GitHub・Figmaなど多数のツールと連携できます。
Slackとの連携では、Notionのページ更新をSlackに通知したり、SlackメッセージをNotionに保存したりすることができます。
よくある質問
Q. Notionはオフラインでも使える?
デスクトップアプリをインストールすれば、一定のオフライン操作が可能です。ただし完全なオフライン対応ではなく、同期にはインターネット接続が必要です。
Q. Notionのデータはどこに保存される?
Notionのサーバー(クラウド)に保存されます。データのエクスポートはMarkdown形式またはHTML形式で行えます。
Q. Evernoteから移行できる?
公式のEvernoteインポート機能があります。Notionの設定画面から「Import」を選択し、Evernoteのデータを取り込めます。
まとめ
Notionは最初こそ機能が多くて戸惑いますが、「ページとブロック」の基本概念を押さえれば後は直感的に使えます。
まずはシンプルなメモ帳やチェックリストとして使い始め、慣れてきたらデータベースを活用してみてください。テンプレートを使えばゼロから設計する手間も省けます。
他のタスク管理・プロジェクト管理ツールとの比較は「タスク管理ツール比較おすすめ7選」もあわせてご覧ください。

